レストランの会計を公平に割り勘する方法
レストランの割り勘アプリなら簡単ですが、手作業でも公平に割る方法があります。均等割りと明細割りを、実際の¥16,000の夕食を具体例に解説します。
お会計がテーブルの真ん中に裏向きで置かれた瞬間、6人が一斉にスマホの何かに見入り始めます。レストランの割り勘アプリが真価を発揮するのはまさにこの場面です。ただ、アプリがなくても、グループでの食事代の分け方には正しいやり方と間違ったやり方があります。多くの人は、その場の気まずさが少ないという理由で、公平ではないのに間違った方へ流れてしまいます。
間違ったやり方は、誰が何を頼んだかに関係なく均等に割ることです。速いし、声に出して計算する必要もありません。その代わり、お水だけだった人から静かに多めに取り、カクテルを3杯飲んだ人から少なめに取ります。それが許容できるかは、グループとその差の大きさ次第です。
実例:¥16,000の夕食
健太と美咲が友人2人と食事に出かけました。会計は税・チップ抜きで¥16,000。健太はカクテル3杯(計¥4,000)とメイン(¥2,600)で合計¥6,600。美咲はお水だけで、前菜を2人で割って(¥900)とメイン(¥1,600)で合計¥2,500。残りの2人はだいたい同じくらい頼み、それぞれ約¥3,450です。
均等割り: ¥16,000 ÷ 4 = 1人¥4,000(税・チップ抜き)。健太は¥6,600分の飲食を¥4,000で済ませ、¥2,600も得をします。美咲は¥2,500分しか頼んでいないのに¥4,000を払うので、実際より¥1,500も多く払うことになります。
明細割り: 各自が頼んだ分を払います。健太¥6,600、美咲¥2,500、残り2人はそれぞれ¥3,450。合計はぴったり¥16,000。ここに消費税8%とチップ20%(合わせて28%、よく使われる目安)を加えます。各自の負担額に1.28をかけます。
- 健太:¥6,600 × 1.28 = ¥8,448
- 美咲:¥2,500 × 1.28 = ¥3,200
- 友人3:¥3,450 × 1.28 = ¥4,416
- 友人4:¥3,450 × 1.28 = ¥4,416
合計¥20,480。これは¥16,000 × 1.28と一致します。均等割り(税・チップ込みで1人¥5,120)と比べると、美咲は¥1,920安く、健太は¥3,328高くなります。これが「公平」の本当のコストです。差に誰かが気づくはずですし、お酒の量に偏りがあるグループなら、たいてい気づく価値があります。
均等割り・明細割り・比例割りの正直なトレードオフ
均等割り。 速く、気まずさゼロ。みんながだいたい同じものを頼んだときはうまく機能します。ただし、ドリンクや前菜で実際の金額差が生まれた瞬間に崩れます。一番多く使った人を、他の全員の犠牲の上に静かに優遇してしまうのです。
明細割り。 1円単位で完全に公平。コストは手間です。誰かがレシートを見て、品目を割り当てて、計算しなければなりません。これはまさにレストランの割り勘アプリが得意とする面倒な部分です。レシートをスキャンして、品目を名前のところへドラッグするだけ。アプリがなければ、テーブルで誰も楽しめない5分間の交渉になります。
比例割り。 一品ずつ割り当てる代わりに、大まかな金額の段階で分けます。「たくさん頼んだ人」は多めに、「少なめの人」は少なめに、という具合です。完全な明細割りより速く、単純な均等割りより公平ですが、カテゴリーについてグループの合意が必要で、それ自体が小さな交渉になりえます。
あなたのグループが明細割りにすることが多いなら、こここそ自動化すべき部分です。レシートをSPLIITで撮影すれば、明細・消費税・チップが、みんながデザートを食べ終わる前に割り当て・按分されます。iOSとAndroidで無料。レシートの前で電卓を手にうつむく役になるより、ずっとましです。
飲み会の「回し」問題
レストランの割り勘には、バーで似たような、もう少し雑な親戚がいます。それは「回し」です。みんなが順番に1回ずつおごれば、長い夜を通してだいたい均等になります。しかし「だいたい」は、グループが5人なのに3回しか回らないうちに抜ける人が出たり、1杯しか飲んでいない人が、すでに帰った人の分まで¥6,000の1回分を払いたくないという状況では、すぐに崩れます。人数や飲む量が不均一なときの最も公平な対処は、夕食と同じです。回しが平均化されるのを前提にするのではなく、誰が実際に何を頼んだかを記録するのです。たいてい平均化などされませんし、一番飲まなかった人が、ほぼ必ず割高になります。
では、レストランの会計はどう割るべきか
みんなが同じくらい頼むカジュアルな食事——ハンバーガー、似たドリンク数、突出した人がいない——なら、均等に割って先へ進みましょう。¥1,500程度の差を明細割りする労力は、その社会的コストに見合いません。もう1つ手軽な方法は、誰かが注文する前に店員へ「別会計で」と頼むことです。6人未満のグループなら対応してくれる店も多く、これで問題自体が消えます。ただし大人数のパーティーや混雑した夜は、はっきり断られることも多いです。実際に差が大きい夕食、特にお酒が絡むものでは、明細割りに使う2分の価値はあります。それは美咲がこの夕食に内心うんざりするか、次も来たいと思うかの分かれ目です。
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これくらい単純なことのために月額料金を払いたくないなら、サブスク不要の割り勘アプリの選び方をご覧ください。また、グループの本当の問題がレストランの計算ではなく、支払える金額の恒常的な差にあるなら、収入が異なる友人同士の費用分担の方が役に立つ読み物です。